盛岡地検は新型コロナの拡大を受け、国が設けた補助金をだまし取ったとして、逮捕・起訴された雫石町の温泉旅館の元社長らを追起訴しました。

詐欺の罪で起訴されたのは、雫石町にある鶯宿温泉の「長栄館」の元社長・照井貴博被告(37)と町内の食品会社の役員・福岡加奈子被告(48)です。

起訴状などによりますと、2人は共謀して、2022年6月22日ごろから10月24日ごろまでの間、新型コロナの影響を受けた生産者を支援する農林水産省の補助金の制度を悪用し、実際には仕入れていなかった牛肉の売り上げが減ったと虚偽の申請をして、事業を請け負う東京の広告代理店から約600万円をだまし取ったとされています。また、2022年6月22日ごろから10月26日までの間、豚肉の売り上げが減ったと同じ手口で申請し、約160万円をだまし取ったとされています。

盛岡地検は5月30日付けで2人を詐欺の罪で追起訴しました。2人は3月29日に同じ手口で補助金をだまし取ったとして追起訴されています。

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