前の生活安全部長の裁判所での意見陳述の前に開かれた5日の鹿児島県議会で、野川本部長は、「県民に迷惑をかけた」と謝罪しました。

3人の現職警察官の逮捕に続き、前の生活安全部長で元警視正が逮捕を受け、5日の県議会では県警への批判が相次ぎました。

(県民連合 宇都恵子県議)「不祥事をこれ以上起こさない。そのためにはどうすればいいのか」

(県警 野川明輝本部長)「各職員の個性や特性に配慮した個別教育が十分になされなかった点に課題を感じている。教育を受ける側の個性や立場を意識した教育を粘り強く不断に実施し、こうした取り組みを通じて個人の資質向上を図りたい」

本部長の答弁に議員からは厳しい指摘が上がりました。

(県民連合 宇都恵子県議)「教育すると話したが、元最高幹部が逮捕された。職員の教育の前に、組織のトップの意識を改革する必要があるのではないか」

(県警 野川明輝本部長)「職員の模範となる元幹部が逮捕されるという事案が明らかとなり、県民のみなさまに不安と迷惑をかけたことにあらためてお詫びしたい」

(本部長に質問する記者)「一言、お願いします」

議会後、野川本部長は報道陣の質問に答えることなく、無言のまま、足早に県警本部へ戻りました。

野川本部長は今月11日に開かれる県議会の総務警察委員会にも出席し、答弁する予定です。

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