秋田県教育委員会は5日、道路交通法違反(酒気帯び運転)で警察に摘発された20代の男性講師を停職の懲戒処分にしたと発表しました。

5日付で停職の懲戒処分を受けたのは、秋田市の小学校に務める20代の男性臨時講師です。停職の期間は男性講師の任期満了となる6月29日まで24日間です。
県教委によりますと、男性講師は今年4月27日午後8時ごろから、秋田市内の飲食店2軒で友人と2人で午前0時ごろまで飲酒をした後、商業施設の駐車場に止めていた自家用車で睡眠を取りました。県教委の聞き取りに対してビールの大びん合わせて4本程度を飲んだと話しているということです。それから約12時間後の28日正午ごろに自ら自家用車を運転して帰宅する途中、警察署員に呼び止められ、呼気検査で基準値を超える0.16ミリグラムのアルコールが検出され、酒気帯び運転で摘発されたということです。
この講師は免許停止30日間の行政処分を受けており、「自分の考えの甘さから子どもたちや保護者、学校の職員に多大なご迷惑をおかけして大変申し訳なかった」と話しているということです。
5日記者会見した秋田県教委の伊藤悟義務教育課長は「学校教育に対する期待と信頼を大きく損ねることになった」と陳謝し、不祥事の根絶に向けて市町村教育委員会とともに指導の徹底を図ると話しました。

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