山梨県の長崎知事はあさって7日に新たに就任した静岡県の鈴木知事と面会し、静岡県が中止を求めたリニアのトンネル工事のボーリング調査について現地視察などを提案することを明らかにしました。



静岡県は川勝前知事がリニアの南アルプストンネルのボーリング調査について、水が流れ出るおそれがあるとして山梨との県境付近での調査中止を求めていました。


静岡県は5月の知事選で山梨県の顧問も務めた鈴木康友新知事が就任し、山梨県の長崎幸太郎知事はあさって7日に鈴木知事と面会することを明らかにしました。

ボーリング調査の工事 写真 JR東海

そして県内のボーリング調査の現場視察などを申し入れるとしてます。


山梨県 長崎幸太郎知事:
「共通する問題について意見交換をして、よりよいスタートを切りたい」



また、あさって開催されるリニア沿線自治体による期成同盟会の総会では新幹線の増発や静岡空港の新駅設置などをJR東海に求めていく考えを示しています。


長崎知事:
「そうなれば静岡は当事者中の当事者になりますから、そういう認識、意見交換もしっかりしていきたい」



静岡空港新駅についてJR東海はこれまで否定的な見解を示していますが、静岡へのメリットも提示することで停滞していたリニア開通への道筋に光がさすことになるのでしょうか。

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