札幌市東区役所の男性職員が、先月末、東区内の中学校、高校の生徒指導に関連する資料を紛失していたことがわかりました。

 東区役所によりますと、紛失した資料は、先月31日、札幌市内で開かれた研修会で配布されたA4版の25枚で、東区内の中学校、高校合わせて15校分の生徒指導の記録や不登校の状況などが記載されていました。

 資料には学校名や学年、性別が記載されていましたが、氏名や住所、生年月日などは記されていないということです。

 紛失した男性職員は少年育成指導を担当していて、研修会の後、仲間2人と居酒屋2軒に寄ってタクシーで帰宅した後に、自宅で紛失に気づきました。

 男性職員は、資料をクリアファイルに挟んだうえで、2つ折りにし、手持ちカバンにしまったと説明しているということです。

 その後、利用した居酒屋やハイヤー協会に問い合わせたものの、見つからず、4日警察に遺失届を提出。

 5日午後2時時点で資料の見つかっておらず、情報の漏えいは確認されていないということです。

 札幌市は個人情報の適切な取り扱いについて、注意徹底を図るとしています。

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