見直しを求める声が相次いでいる国民スポーツ大会、旧国民体育大会について、主催する日本スポーツ協会は、見直しに向けた議論を行う有識者会議を設置すると発表しました。

国民スポーツ大会をめぐっては、開催する自治体の負担が大きいといった課題が指摘され、全国知事会で会長を務める宮城県の村井嘉浩知事が「廃止も一つの考え方」と問題提起し、各地の知事から様々な意見が出ています。

「国民スポーツ大会」を主催する日本スポーツ協会は、きょう会見を開き、見直しに向けた議論を行う有識者会議を設置すると発表しました。

有識者会議のメンバーは、スポーツ関係者に限らず、全国知事会や市町村の代表らも含め幅広い分野から20人から30人ほどの参加を想定しているということです。

日本スポーツ協会 遠藤利明 会長
「聖域なき議論ですから、廃止という意見があっても当然かと思います。聖域を設けることなく、しかし、素晴らしい国民の皆様方が参加し、協力していただける大会にしていきたいと。そんな思いで議論をしていただきたいと思っております」

有識者会議は8月末から9月初めごろから複数回開催し、年度内にも改革の方針をとりまとめたいとしています。

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