防衛省は、中国軍の偵察・攻撃型無人機が奄美大島沖を飛行したのを初めて確認したと発表しました。

防衛省によりますと、奄美大島沖を飛行していたのは、中国軍の偵察・攻撃型無人機「TB-001」です。

無人機は4日午前から午後にかけて東シナ海から飛来し、沖縄本島と宮古島の間を通過して太平洋に出ました。そして、太平洋上を奄美大島沖まで飛行したあと、反転して同じルートを戻り、中国大陸の方向へ向かったということです。

航空自衛隊の戦闘機がスクランブル=緊急発進し、領空への侵入はありませんでした。

中国の無人機が奄美大島沖で飛行しているのが確認されたのは、これが初めてで、飛行の目的について防衛省は「分析状況を含めて回答できない」としています。

先月27日には、中国軍の別の偵察・攻撃型無人機が東シナ海を飛行していたのが確認されていて、防衛省は「日本周辺での中国軍の活動が引き続き、活発になっている」として、警戒・監視を続けています。

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