青森県むつ市の海上自衛隊大湊地方隊の再編を巡る、江渡聡徳衆議院議員の発言について、宮下知事は事実と異なるとした上で「地域と自衛隊を分断する発言」だと不快感を示しました。

青森県 宮下宗一郎知事
「まったくの事実誤認であることが、むつ市・市議会・民間団体の活動であきらかになった。地域と自衛隊を分断する発言だったと受け止めています」

宮下知事は、4日の定例会見でこのように述べ、海上自衛隊大湊地方隊の再編を巡り「地域としての活動が少なかった」などとした江渡議員の発言に不快感を示しました。

江渡議員の発言を受け、むつ市の山本知也市長たちは5月30日に、三宅伸吾防衛大臣政務官を訪ね、統合について「国防上の観点による再編で、地域の活動などによるものでない」との回答を得ていました。

このため、宮下知事は、必要な対応はむつ市が行っていて県として活動をする予定はないとしています。

青森県 宮下宗一郎知事
「事実にもとづかない発言をしたことの責任をどう考えるのかは、議員本人が説明を負うものだと理解しています」

江渡議員は5月、報道各社の取材に対し、発言を撤回せず、「地元の発展のために努力していく」という考えを示していました。

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