山梨県警などは4日、観光シーズン中の富士山噴火に備え、同県富士吉田市の5合目付近で避難訓練を実施した。ピクトグラム(絵文字)による外国人観光客の誘導手順や、災害時の情報共有を進める通信システムの運用方法を確認した。  訓練には県警の他、山小屋や観光施設の関係者ら計約180人が参加。雨が降る中、警察官らが日本語で「こっちに来て。体調不良はないですか」と呼びかけつつ、富士山からの避難を促すピクトグラムを掲示。訪日観光客役を務める地元の留学生らをバスや下山道まで案内した。  現地と甲府市の県警本部や県庁をオンラインでつなぎ、情報共有を図った。


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