市街地へのクマ出没に備え民間企業が持っているドローンを活用です。

北海道名寄市と警察、それに、ドローンを所有する会社が、クマ出没時に共同で監視や住民への周知を行う協定を結びました。

大きなスピーカに、花火も搭載しているドローン。

大型スピーカーや花火を搭載したハンティングドローン(4日・北海道名寄市)

 名寄市にあるドローンスクールが導入した「ハンティングドローン」です。

大音量で猟犬の吠

 える声を流したり、花火でクマを誘導したり、そして住民へ避難を呼びかけりしたりできます。

名寄自動車学校ドローンスクール 和田敏明校長
「本州での(害獣駆除の)事例を見て、北海道に持ってきても十分に役立てるのではないかと考えた」

 名寄市内では、市街地など広い範囲で、クマの出没が相次いでいて、4月には、本州から訪れた観光客が空手キックで辛うじて襲撃を免れるなど、人的被害が出かねない状況となっています。

 そこで4日、名寄市と名寄警察署、それにハンティングドローンを所有する会社が、市街地に出没したクマの対応について協定を結びました。

名寄警察署 米村和信署長
「クマの市街地(進出を」)肌で感じている。有効な手段を一つでも取り入れて対応したい」

名寄市 加藤剛士市長
「上空からの手段は重要、連携を通じて市民の安全確保に努めたい」

 名寄市では、先週も食肉加工場周辺でクマの出没があったばかりで、名寄市と警察は警戒を続けています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。