北海道南部のスルメイカ漁が解禁され、4日朝、北海道函館市の漁港から船が出漁しました。

一方、後志地方の岩内町では、新たな期待が込められた魚が水揚げされました。

 函館漁港では、4日朝、漁師たちが出漁の準備に追われていました。

北海道南部のスルメイカ漁は、6月1日に解禁されましたが、漁場となる青森県沖の風が強く、出漁を見合わせていました。

函館水産試験場が5月行った漁獲調査では、1時間あたりに獲れるイカの数が2001年以降で最低の値でした。

豊進丸 佐藤豊次さん
「2日休んだからね、イカ待っててくれればいいけど。行ってみなきゃわかりません」

スルメイカは、5日朝、初水揚げされ、そのまま競りにかけられる予定です。

 一方、北海道岩内町で、4日水揚げされたのはトラウトサーモン。

岩内港のいけすに、2023年11月に放流され、重さ3キロに成長しました。

岩内町は、新たな特産物の開発を目指し、トラウトサーモンを試験養殖しています。

 3年前に養殖大手の日本サーモンファームなどと包括連携協定を結び、養殖と商品化の可能性を探っていて、水揚げは2年目を迎えました。

 岩内町 建設経済部 近藤剛次長
「新鮮でおいしいトラウトサーモンなので、皆さん刺身で食べてもらえれば」

岩内町のトラウトサーモンは7日まで水揚げされ、およそ5000匹が出荷される予定です。

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