4日午前、今年度初めての「県鳥獣被害対策本部会議」が開かれ、クマによる被害が今年も懸念される中で新潟県は、AIカメラや細やかな情報提供などの新たな対策を始めることになりました。
新潟県では5月31日、阿賀町でタケノコ採りをしていた50代の男性がクマに襲われてけがをしたため、「クマ出没警戒注意報」を発表しています。

【新潟県 笠鳥公一副知事】
「今年度の対策がしっかり進んで人身被害が最小限に抑えられますようにご協力をお願いしたい」

クマによる被害を防ぐための新たな対策の一つが、詳細な出没情報の公開です。

現在でも目撃情報を元に、出没や痕跡の情報をホームページで公開していますが、今年度は定点カメラを120台設置し、撮影した情報をつき合わせたり、時間やエリア別の検索機能をつけたりして、より分かりやすく知らせる計画です。
その他、人里の近くにクマを検知できるAIカメラも新たに設置し、住民に出没情報を速やかに知らせる取り組みを始める予定です。


【新潟県鳥獣被害対策支援センター 渡部浩所長】
「これから、山の堅果類の実のなり方とか、あるいはクマの出没の状況をしっかり見ながら、県民の皆さんに必要な注意喚起を図っていきたいと思います」

AIカメラは、9月ごろ新発田市と南魚沼市での設置を目指すということです。

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