木原防衛大臣は中国の董軍国防相と会談し、尖閣諸島を含む東シナ海情勢や、日本周辺で軍事活動を活発化させている中国軍の動向について深刻な懸念を伝達しました。

アジア安全保障会議に出席するためにシンガポールを訪問している木原防衛大臣は、きょう午前、中国の董軍国防相と初めて会談しました。

木原防衛大臣
「(日中間には)尖閣諸島を含む東シナ海情勢や、わが国周辺海空域における中国側の軍事活動の活発化等、安全保障上多くの懸念が存在しています」

木原大臣はこのように指摘した上で、中国が影響力を強める南シナ海についても深刻な懸念を伝達したとのことです。

また、台湾をめぐる問題については、改めて平和と安定の重要性について強調したほか、弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮についても強く非難する立場を示しました。

両氏は防衛当局間で率直な議論を重ねる重要性を示し、今後も対話や交流を推進することで一致しました。

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