熊本市役所の本庁舎の建て替えについて、熊本市は今年7月に建設する候補地の案を1か所に絞ると明らかにしました。

熊本市の基本構想の素案で、建て替えの候補地として現在の本庁舎やNTT桜町ビル跡地など4か所が示されています。概算事業費は約470億円です。

今年秋までの建設地決定を目指す熊本市は、きょう(30日)の委員会で、今年7月に候補地の案を1か所に絞ることを明らかにしました。

熊本市の担当者「7月中旬を想定していますが、建設候補地の選定案と市の考え方について示し、7月 8月で審議いただければと考えています」

示された案について、7月から8月にかけ市議会特別委員会が審議。その審議を経て、熊本市は9月の定例市議会に、今の庁舎の解体設計費など含む関連予算案を上程し、建設地を決定したい考えです。

このスケジュールに市議からは…。

熊本自民 髙本一臣委員「選定案の提示からわずか1か月ぐらいですよね。9月まで」
市民連合 田上辰也委員「候補地については前倒しで(議論を)進めていかないと」

さらに、きょうは市内各区で開かれた市民説明会での発言やアンケート調査で、合わせて960件の意見が寄せられたことも報告されました。

熊本市はそのうち「地震に強い庁舎にすべき」「延べ床面積の積算根拠を詳細に説明すべき」など24件の意見を受け、素案の補足修正などをしたと報告しました。

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