川西町にある公立置賜総合病院の准看護師が、県からの免許を受けないまま業務にあたっていたことがわかりました。

病院側は、今回の件で患者への健康被害は確認されていないとしています。

県からの免許を受けずに医療関係業務を行っていたのは、この春に採用され、公立置賜総合病院に勤務していた准看護師1人です。

病院によりますとこの准看護師は、山形県准看護師試験に合格し、今年3月11日に合格証書も発行されていました。しかしその後にするべき免許の取得手続きを忘れ、未申請の状態だったということです。

この准看護師は、結果として免許を受けないまま今年の4月から病院で勤務をはじめ、医師や看護師の指示を受けて、患者の世話や診療の補助を行っていたということです。

現時点で、この問題に関連して患者の健康被害は確認されていないということです。

この准看護士は、今月28日、免許番号を尋ねられた際に免許の申請を忘れていたことに気づき、上司に報告したということです。

これまでこのような前例はなく、県ではこの准看護士を自宅待機にし、今後の対応を検討しています。

このようなことが起きた原因について、病院側はTUYの取材に対し「正看護師の免許は届くまでに1か月以上かかることもあり、5月中に免許を確認すればよいと考えていた」としました。

さらに公立置賜総合病院は「こうした事態を二度と起こさないよう、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

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