7年前、栃木県那須町で登山訓練中の高校生ら8人が雪崩に巻き込まれ死亡した事故で、業務上過失致死傷の罪に問われた引率の教諭ら3人に対し、宇都宮地裁は先ほど、禁錮2年の実刑判決を言い渡しました。

この事故は2017年3月、那須町のスキー場近くで登山の訓練をしていた県立大田原高校の生徒ら8人が雪崩に巻き込まれ、死亡したものです。

教諭として引率していた猪瀬修一被告(57)、菅又久雄被告(55)、渡辺浩典被告(61)ら3人は、雪崩が起きる危険があると予想できたにもかかわらず、安全な訓練区域を設定しなかったなどとして、業務上過失致死傷の罪に問われています。

宇都宮地裁は先ほど、猪瀬被告ら3人に禁錮2年の実刑判決を言い渡しました。

弁護側は「雪崩の発生を予想することはできなかった」などとして無罪を主張する一方、検察側は禁錮4年を求刑していました。

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