東京メトロの駅員だった男が社内システムを悪用して落とし物の持ち主になりすまし、現金が入った財布を受け取ったとして逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京メトロの元駅員・米田陽斗容疑者(25)です。

米田容疑者は先月、東京メトロ飯田橋駅の忘れ物取扱所で保管されていた現金およそ16万円が入った財布などを、持ち主を装って受け取った疑いがもたれています。

警視庁によりますと、米田容疑者は社内のシステムにアクセスし、持ち主が分からない落とし物の特徴を調べ、他人名義の運転免許証を見せて受け取っていたということです。

米田容疑者は財布を受け取る際にうつむいていたり、喜ぶ様子がなかったりしたため、駅員が不審に思って犯行が発覚しました。

取り調べに対し、米田容疑者は「お金が欲しかった」と供述しているということですが、警視庁は複数の余罪があるとみて調べています。

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