再審で無罪が確定した元看護助手が賠償を求めている裁判で、当時の捜査の責任者が「取調官には供述の任意性には留意するよう指示していた」と証言しました。

 滋賀県東近江市の湖東記念病院の元看護助手・西山美香さん(44)は2003年、入院患者への殺人罪で服役しましたが、自白は警察官が誘導した疑いが浮上して、再審(やり直しの裁判)で4年前に無罪が確定。国と県に賠償を求めています。

 これまでの裁判で、取り調べを担当した警察官は「誘導していない」と話していて、5月30日は、捜査の実質的な責任者が出廷して「取調官には供述の任意性には留意するよう指示していた」と証言しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。