電車の乗り方が大きく変わります。JR東日本など鉄道8社が、今使っている切符を2026年度以降に順次廃止すると発表しました。変わりに使うのはQRコードです。

■JR東日本など発表 今の切符は廃止 環境にやさしいQRコード式へ

JR東日本や西武鉄道、東武鉄道などの鉄道事業者8社は「磁気乗車券」と呼ばれる現在使われている裏が黒い切符を2026年度以降に順次廃止し、QRコードが印刷された切符を改札機にタッチする方式に切り替えるということです。

JR東日本では新幹線や特急などの中長距離の切符は対象外で、まずは近距離の切符を置き換えます。

街では…
「小さい頃から改札機に(切符を入れるのに)慣れているのでちょっと違和感ありますね」
「それは便利かもしれない。でも普段ICカードを使っているのであんまり縁がないのかなと思う」

現在使われている切符は金属が含まれているため、リサイクルする際に環境に負荷がかかっています。

QRコードに置き換えることでより環境にやさしくなるほか、自動改札機の不具合で切符が詰まってしまい利用客に迷惑をかけることがなくなるといったメリットがあるとしています。

■すでにQR乗車券導入している路線も 東急電鉄は“クレカ”で乗車可能

井上貴博キャスター:
東武鉄道の担当者によりますと「自動改札機の内部は非常に複雑で、きっぷが詰まった際の復旧もかなり大変。QRコードに置き換えることで、メンテナンス等のコストを抑えることが出来る」と話しています。

沖縄都市モノレール「ゆいレール」では2014年10月にQR乗車券を導入しています。

磁気乗車券は捨てる際、産業廃棄物扱いなのに対し、QR乗車券は一般ごみとして処理が可能になるメリットがあるといいます。

また東急電鉄は5月15日から、タッチ決済対応のクレジット・デビットカードなどで乗車が可能になりました。(※東急世田谷線を除く全駅)

東急電鉄の担当者は「訪日外国人などにも便利で利用しやすいサービスになる」と話しています。

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