青山)地元の人たちに親しまれたご神木が、引退の日を迎えました。唐澤)熊野町の神社で、樹齢800年を越える巨木が伐採されました。
ポーズ)神事熊野町の榊山(さかきやま)神社です。ご神木は、樹齢800年といわれるスギです。ON(宮本レポート)「こちらのご神木、幹の太さは私が手を広げても全く手が届きません」70年ほど前、このご神木に雷が落ちましたが、社殿は火災を免れたことから、地元の人から「神様と神社を守った木」として、親しまれていました。ON)住民雨の日に娘と散歩した時に雨宿りしたことがあって。すごい大きな木だねと二人で話したことがある。本当にという感じ。800年ももった木がきょう伐採されるのはすごくさみしいという気持ちです。お祓いをしていよいよ伐採です。ポーズ)切る音ご神木は落雷を受けた部分から腐食して傾き始めたため、ワイヤで固定されていましたが、大雨や地震で倒れるおそれがあるため、伐採することになりました。ON)榊山神社梶山望宮司私自身もここで生まれ育って、小さいころから当たり前のように立っている。倒れた時に、人が歩いていたら、大惨事になりかねない。生きている木を切ることは心苦しいが決断しました。次々と切られていくご神木。枝に遮られていた光が、神社に入りこむようになりました。ON)榊山神社梶山望宮司これからさらに短く切って1mぐらいをご神木跡として当面は残すつもりなので。地域の方や町外の方にも見に来ていただけたらと思っています。伐採されたご神木の一部は、神社で授与されるお守りの中に入れられるそうです。
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