青森県・津軽地方のリンゴ園では、良いリンゴを収穫するための実すぐり作業の最盛期を迎えています。弘前市では28日、障がい者福祉施設の人たちが作業を手伝いました。

弘前市独狐の鳴海 純さんのリンゴ園で実すぐり作業を手伝ったのは、市内の障害福祉サービス事業所「りんごの里」に通う6人です。

鳴海さんは約4ヘクタールでリンゴを栽培していて、3年前から障がい者の就労による農家支援「農福連携」を行なっています。

いまは10月下旬に収穫する「ぐんま名月」の実が直径2~3cmほどに育っていて、りんごの里のメンバーたちは、一番大きな実を選んでは次々とまわりの小さな実を摘み取っていました。

「りんごの里」生活支援員 駒井健翁さん
「普段施設の中で作業することが多いので、外で作業できて非常にいい気分転換になってリフレッシュできてると思う」

リンゴ生産農家 鳴海 純さん
「前から来ている人たちは、作業がだんだん早くなってきて、すごく頼もしく思う。労働力不足という面だけではなくて、彼ら自身もいろいろな活躍の機会があるというのは、弘前全体の活力になっていく」

りんごの里のメンバーは、31日までの4日間で120本あまりの実すぐりをすることになっています。また、鳴海さんは秋の収穫前に果実の着色を促す葉取りの作業も依頼することにしています。

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