最低賃金が900円を下回る青森県。県労働組合総連合はこの水準を「ワーキングプア」と指摘し、時給1500円以上の実現などを求めて青森労働局や県に対して28日に要望を行いました。

県労連の要望活動は、全労連北海道・東北地方協議会とともに毎年、北海道と東北6県を回っているキャラバンの一環で28日は、奥村 榮議長たちが青森労働局を訪れ、要望書を手渡しました。

青森県の最低賃金は898円と全国37位で、2022年の最下位からは脱したものの、全国平均の1004円とは依然として開きがあります。

要望では、昨今の物価高で県民の生活は厳しさを増しているとして、時給1500円以上の実現や地域間格差の解消のため、全国一律最低賃金制度の確立などを求めています。

県労働組合総連合 奥村 榮議長
「青森県の最低賃金で、盆も正月もゴールデンウイークも休まず働いてもワーキングプアだってことが最大の問題点です。ぜひ(全国)一元化を実現していただきたいと全国的な運動としてやっている」

また青森市の新町通りでは街頭活動も行われ、市民に最低賃金について書かれたティッシュを配ったり、国会に提出する署名を集めたりして機運を盛り上げていました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。