札幌市の大学で、外国人留学生たちに日本ならではの文化に親しんでもらう取り組みが人気を集めています。その内容とは?

 ずらりと並んだ色とりどりの着物に、きらびやかな髪飾り…。
 日本の文化を楽しんでいるのは、札幌の北星学園大学に通う留学生たちです。

留学生
「日本の文化に興味があって、いま日本で勉強しています」

 大学の授業の一環で行われたこの体験会では、札幌市内のホテルにある創業100年以上の歴史ある美容室で、着物の着付けや伝統的な「日本髪」を経験します。
 留学生たちに日本の文化を直接感じてもらおうと、10年ほど前から美容室が始めたこの取り組み。
 今では留学生に大人気のプログラムとなっています。
留学生
「これ(着付け体験)は、私が日本に来てやってみたかったことなのでとても楽しみです」

 きっちりセットされた見慣れない自分の髪形や初めて袖を通した着物を見て、留学生たちの気持ちも高まります。

留学生
「青色(の着物)を選んだのは恋人が大好きな色だから。写真を撮って、自分の美しい姿を見せたい」
「(この体験は)初めてのことでとても興味深い。(いつも着ている服とは違う?)全然違います。とてもクールです」
「私は(体験が)2回目なんですけど、前とは違う着物を着たのでいいと思います」

 着付けが済んだら、いよいよお楽しみの写真撮影タイムです。
 毎年、着物を着て北海道神宮の頓宮にお参りするのが決まりですが、あいにく雨の予報だったため、ホテルにある結婚式用の神殿で記念撮影です。

留学生
「(着物を着てみてどう?)ちょっときついけどすごくいいです。(日本に来てびっくりしたことは?)(日本人は)とてもフレンドリーで親切です」

 留学生たちは、楽しみながら「日本の文化」を学んでいました。

美容室桜井 川島みゆきマネージャー
「『おしゃれ心は万国共通』。おしゃれって文化が違ってもこれだけ喜んでいただけるというのは、やっぱり共通なんだな(と思った)。せっかく日本を選んで留学に来ていただいたので日本の文化を体感してほしい」

 美容室は今後も留学生たちに日本文化の魅力を伝える取り組みを続けたいとしています。

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