事故が相次ぐ国道348号について、沿線自治体などで構成する同盟会が、山形県や国に要望書を提出しました。

事故が起きないよう、新たな自動車専用道路の整備を求めています。

山形市 佐長孝弘 市長「本路線の高規格化をしっかりと要望してまいりたい」


山形市や長井市、白鷹町など、国道348号の沿線自治体で構成される同盟会は、2021年度から高規格化を求めて、毎年、県や国に要望書を提出しています。

国道348号は置賜圏域と山形市を結ぶ総延長およそ46キロの幹線道路。この道路を巡っては。

高橋勇一朗 記者「車2台が正面衝突し、フロント部分が大きく壊れています。事故の衝撃の激しさを物語っています」

先月8日には白鷹町で2人が死亡、2人が大けがをする正面衝突事故が起きています。


このほか、令和になってから去年までに人身事故は39件起きていて、そのうち重傷事故が6件、死亡事故が2件です。


県などによる整備が進められる一方で、急カーブが多い、道路脇が山や川に囲まれているため土砂崩れなどが起きやすい、といった課題が残されています。


白鷹町 佐藤誠七 町長「白鷹のトンネルを抜けて白鷹の街に入ってから死亡事故が11件起きている、異常としか言いようがない道路。できるだけ早くルートの研究をしていきたい」


同盟会では、国道348号を自動車専用道路にするなどバイパス化を求めていて、完成すれば、旧道路も含め災害時のう回路になるなど、メリットもあるとしています。



山形市 佐藤孝弘 市長「今年も死亡事故が起こっている状況ですので、そうした危機感を県や国に訴えて、協力いただきながら、なるべく早くしっかりした検討に入って進めたい」


同盟会では、今年度中に国土交通省東北地方整備局にも要望書を提出するということです。

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