電気料金が来月の使用分から大幅に引き上げられる見通しです。国の補助金廃止に伴うもので去年の同じ月と比べて4割以上、電気代が高くなります。
モノやサービスの相次ぐ値上げに対する街の声や節電のコツなど取材しました。

Q.電気料金が4割くらい上がる
(鹿児島市民)
「そんなに上がるの?」

「大きいですね4割。エアコンをつけないようにするかな」

ロシアのウクライナ侵攻による燃料価格の高騰を受け、国は去年1月から家庭用と法人用の電気代の一部を補助していました。しかし「燃料価格はウクライナ侵攻前の水準に戻った」として国は補助金を段階的に減らしていましたが来月の使用分から全廃します。

補助金の減額は去年9月にもあり家庭の負担は増えました。来月の全廃に伴い料金は先月から段階的に上がっていて、今月は7101円。補助金がなくなる来月は7551円となる見通しで、今月より450円高くなります。

去年の同じ月と比べると2300円高く、4割以上負担が増えることになります。

街の人たちは…

(マンション暮らし)「電気料金は気にしていなかった。4割増になるとクーラーのつけっぱなしできなくなる、今もつけっぱなしで来た」

Q電気料金はいくら払っているか知らない?
(実家で暮らす 専門学校生)「知らない。髪を乾かすときに髪が長いので(ドライヤーで)約20分かかる」「ドライヤー使う前にタオルで拭いてから(使う時間を)短くしようかな」

(鹿児島市 70代)「(節電のため)外に出歩く、山形屋や図書館。出かけるときはコンセント抜いたり、LED電球にして節電している」

(記者)「センテラスのこちらの施設では家庭でできる省エネを紹介しています。冷蔵庫では設定温度を適切に保つことや、詰め込み過ぎないなど紹介している」

冷房は設定温度を1度上げると10%節約につながるとも言われていて、夏は28度に設定することを推奨しています。

また、冷蔵庫の設定温度は「中」か「弱」にして、調理後の熱いものは冷やしてから入れるなど、家電に応じた省エネ方法を紹介しています。

(九州電力・鹿児島支店 守田美鈴さん)「夏場が電気の消費量が多くなる時期。エアコンのフィルターを月に1~2回清掃したり、冷蔵庫の開け閉めを頻繁にせず、省エネを実践していただきたい」

食料品などに加え上がる電気代。今後の家計への影響が懸念されます。

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