明治時代に創業して、老舗書店として知られる熊本市の長崎次郎書店(ながさきじろうしょてん)が、6月末で休業することになりました。

1874年に創業して、今年で150年を迎える長崎次郎書店は、地元の親子連れも気軽に入れる品揃えが人気で、熊本地震の後には村上春樹(むらかみ はるき)さんも来店しました。

しかし、書店を運営する長﨑健一(ながさき けんいち)社長(44)によりますと、電子コミックの普及や電気代をはじめとしたコストの増加などで休業を決めたということです。

書店の客「残念。再開してほしい。だって(この書店は)熊本の一つの歴史の宝でしょう」

長﨑社長は「一時休業からの再開後10年間、心を傾けてきただけに残念。再開には、街の書店が続けやすい環境が必要」と話しています。

なお、2階にある喫茶室と上通アーケードの長崎書店は、7月以降も営業を続けるということです。

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