警視庁は、70代の男性が著名な実業家を装った人物からSNSでウソの投資話を持ちかけられ、あわせておよそ1億4000万円をだまし取られる被害にあったと発表しました。

警視庁によりますと、東京都内に住む70代の男性は去年10月から今年4月の間、著名な実業家を装った人物から「投資のテクニックを教える」などとSNSでウソの投資話を持ちかけられ、あわせておよそ1億4000万円をだまし取られました。

男性は、実業家のアシスタントを名乗る人物の指示に従い、偽の投資アプリをダウンロード。アプリ上ではウソの利益が表示されていたため、指定された口座に今月までに十数回、あわせておよそ1億4000万円を振り込んだということです。

しかし、男性が今月、銀行口座を確認したところ、一切入金されていなかったことから事件が発覚しました。

警視庁によりますと、「SNS型投資詐欺」による被害件数は去年1年間で都内で210件、被害総額はおよそ38億円にのぼっています。今年は去年を大幅に上回るペースで被害の相談が寄せられているということで、警視庁は注意を呼びかけています。

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