男性の遺体を搬送しようとしていた警察官が、クマに襲われた秋田県鹿角市の山林から遺体が搬出されました。その後の検視の結果、遺体の身元は行方不明だった青森県三戸町の64歳の男性と判明しました。

22日午後時1ごろ、男性の遺体を乗せたとみられる車両が通行止めとなっている秋田県鹿角の林道から出てきました。

この山林では5月18日、行方不明の男性を捜索していた警察官2人が男性1人の遺体を見つけましたが、遺体の近くにいたクマに襲われ大けがをしました。

警察などは安全を確保した上で遺体を運び出すため、建設機械を投入し林道の整備を行っていて、22日に搬出となりました。

警察によりますと、その後の検視で遺体は5月15日に1人でタケノコ採りに入ったのちに行方が分からなくなっていた三戸町貝守の無職・佐藤 宏さん(64)と判明したということです。

佐藤さんは、チェック柄のシャツに紺色のズボン、白い長靴を着用しており、頭などにひっかき傷があったほか、体全体にかまれたような傷があったということです。

警察は、死因については今後、司法解剖により明らかにする予定だとしています。

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