ひったくり被害に遭ったと嘘をつき、会社員の男性から現金3万円を騙し取ったとして、22日、パート従業員の男が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、福岡市南区高宮に住むパート従業員 切中裕司 容疑者(37)です。

切中容疑者は今年3月、福岡市博多区の路上で、男性会社員から現金3万円を騙し取った疑いが持たれています。

警察によりますと切中容疑者は、歩いていた男性に「天神でひったくりの被害に遭い今、手元に財布も携帯電話も鍵もない」、「今日はどこかのホテルに泊まるしかないがお金もなくて困っている」、などと話しかけました。

そのうえで、「受け取った現金は返すのでお金を貸してほしい」などと言い、連絡先も伝えてきたため、男性は切中容疑者に現金3万円を渡したとということです。

その後、不審に思った男性がひったくりが実際に起きているか、警察に確認したことから事件が発覚。

男性が教えられた連絡先も嘘の情報でした。

その後の警察の捜査で防犯カメラの映像などから切中容疑者の関与が浮上し、22日に逮捕しました。

取り調べに対し切中容疑者は、「生活費欲しさに現金3万円を騙し取ったことは間違いない」などと供述し、容疑を認めているということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。