実際には必要な点検などを行っていないにも関わらず、保安基準に適合しているなどとした書類を作成し、運輸支局から車検証の交付を受けたとして、新潟県長岡市の自動車整備会社の役員ら2人が逮捕されました。

虚偽有印公文書作成等の疑いで逮捕されたのは、長岡市楡原に住む自動車整備会社の経営者の男(55)とこの会社の自動車検査員で見附市葛巻に住む男(53)です。
警察によりますと、2人は2022年8月5日、新潟県内の男性が所有する大型トラックの継続検査(車検)に関して適正な点検や整備などをせず、保安基準に適合しないにもかかわらず、保安基準適合証1通を作成して運輸支局に提出。自動車登録ファイルに真実ではない記録をさせて、有効期間が更新された大型トラックの自動車検査証(車検証)1通を受け取った疑いがもたれています。
警察に「不正車検をしているようだ」という匿名の通報があり調べを進めたところ、当日、大型トラックは男らの整備会社の工場に入っていなかったということです。
警察は今後の捜査に支障があるとして、男らの認否について明らかにしていません。他にも同様の不正が多数あるとみて、警察は調べを進めています。

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