奈良県で介護職員の女性を殺害し現金3000万円を奪った罪などに問われた男の裁判員裁判が始まり、男は起訴内容を認めました。
起訴状によりますと、カメルーン国籍のフォルゲ・ムンヤ・フィデル被告(31)は、2021年7月、奈良県大和郡山市で介護職員・笹岡順子さん(当時56)を殺害し、現金およそ3000万円を奪った強盗殺人の罪や、遺体を奈良市内の雑木林に遺棄した罪などに問われています。
21日の初公判でフィデル被告は「非常に恥ずべき気持ちです」と話し起訴内容を認めました。
また、弁護側は「母国の母親に恩返しするため来日したが生活がうまくいかず、事件を起こした」と主張しました。
一方、検察側は冒頭陳述で「同居していた被害者が多額の金銭を手に入れたことを知り奪おうと考えた」などと指摘しました。
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