特殊詐欺が急増している宮城県内では、警察官や総務省職員など次々と別の人物が登場して、相手をだます手口がといった横行しています。その手口の一例です。

3月、仙台市泉区に住む70代女性宅の固定電話に、総務省の職員や警察官を装った男から「あなた名義の携帯電話が勝手に契約されている。詐欺の共犯者として調べている」と電話がありました。翌日、警察官を装った別の男から通信アプリで電話があり、「犯人はあなたから通帳やキャッシュカードを受け取った。あなたにも逮捕状が出ている」と言われて、さらにその後、検察官を名乗る男から「預貯金を全て調べる必要があるので、今持っている銀行名と残高を教えてほしい」と指示されました。この話を信用した女性は、18回にわたって3220万円を振り込みました。その後、連絡が取れなくなってから、詐欺被害に気づき、警察に届け出たということです。

警察では、「警察が捜査について、電話やSNSで確認することはない」とした上で、「警察をかたる電話があった場合、一度電話を切って、警察や知人に相談してほしい」と注意を呼びかけています。

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