今年3月、大阪・関西万博会場の建設現場で、メタンガス引火による火災が起きた際、工事関係者から消防への通報が、発生から約4時間半後だったことがわかりました。

この時間経過について、大阪府の吉村知事、そして博覧会協会の幹部が見解を示しました。

 吉村知事は、「特に意図があったわけではないと思います。その日のうちに4時間で報告をしたということです。」と話しました。

 そして、「何か遅い・早いっていうのではないんじゃないかと僕は思いますけど、現場の状況を見て、様々なやりとりをする中で、その日のうちに報告をしたということだと思います。」と述べ、特に問題視することはありませんでした。


 また、博覧会協会の幹部は、当時は「火が上がっていたわけではなかったので、消防に通報するべきか明確に分からなかった」というのが経緯としつつ、「もうちょっと早く連絡すべきなのは間違いない。通報した方がいい話なので、今後は速やかに通報するように工事関係者に伝えた。」と話しました。

 消防法は、「火災を発見した人は遅滞なく通報しなければならない」と定めていて、消防は、工事関係者に対し指導を行ったということです。

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