次の衆院選不出馬を表明した自民党・二階元幹事長の後継として、三男の伸康氏が出馬会見を開きました。二階氏の“政治とカネ”の問題について何を話したのでしょうか。

自民党 二階伸康氏
「次の衆議院選挙、和歌山第2区からの立候補を決意させていただいたと」

きょう、新和歌山2区から出馬表明したのは、二階元幹事長の三男で公設秘書を務めていた伸康氏です。

父の二階氏といえば今年3月、派閥の裏金問題を受け、次の衆院選挙に立候補しない考えを表明。

自民党 二階俊博 元幹事長(今年3月)
「(Q.政治資金パーティーの問題不記載の責任を取られたと考えていいか?それとも年齢の問題か?)年齢の制限があるか?お前もその年来るんだよ。バカヤロウ」

伸康氏は、「自らが後継者として名乗りを上げる資格はないのではないかと自問し続けてきた」と、今の心境を吐露しました。

自民党 二階伸康氏
「何かお役に立てることがもしあるのであれば、逆にそこの責任からも逃れてはならないな」

今回なぜ、三男の伸康氏が後継者になったのでしょうか。

自民党 二階俊博 総務会長(当時) 2016年
「多少の未熟さが表に現れた」 

2016年、地元・御坊市長選に出馬した長男・俊樹氏が大差で敗れ、落選。地元としては二階氏の信頼が厚く、“勝てる候補”ということで、伸康氏に白羽の矢が立ったのです。

ただ、二階氏は幹事長時代に受け取った、5年間で50億円もの「政策活動費」の使い道はいまだ明らかにしていません。

伸康氏は二階氏の「説明責任」について。

自民党 二階伸康氏
「二階代議士自身が政治的責任を明らかにした以上、責任は連帯して負うべきであると」

新和歌山2区からは、共産党の楠本文郎氏も立候補を予定しています。

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