リニア中央新幹線のトンネル工事で発生した土砂を置く長野県松川町の残土置き場で16日、作業員の男性が腰の骨を折る大けがをしました。

労災事故があったのは、松川町生田(いくた)の残土置き場で、16日午前11時半ごろ喬木村の63歳の男性が、パワーショベルで整地作業をしていたところ、重機がバランスを崩して倒れました。


この事故で男性は腰椎を圧迫骨折して、病院で治療を受けました。

近くをたまたまパトロールしていた警察官が、パワーショベルが倒れていることを聞きつけて、午後3時半過ぎに事故を確認しました。

リニアの建設工事をめぐっては、去年4月に発生した労災事故の報告をすみやかに行わずに隠したとして、長野労働局が、都内にある下請け業者などを書類送検しています。

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