キャベツの値上がりが止まりません。なんと、1玉1000円を超えるものも出てきています。飲食店の中には、キャベツの提供を一時的に取りやめる店もあるといいます。一体何が起きているのでしょうか?

■キャベツが不作だと、スイカや夏野菜にもドミノ倒し的に影響が?

井上貴博キャスター:
農家の皆さんも大変な状況にありますが、SNSでは、たとえばこのような声が上がっています。

「9時開店で9時半に行ったらキャベツ品切れで買えなかった」

「2店舗まわったのにキャベツ売ってない」

「もうキャベツは庶民の味方ではない」

キャベツの値段は、いつごろから安定してくるのか?スーパーアキダイの秋葉弘道社長に伺うと「高値のピークは過ぎた。今週末から下がり始め、来週末には100円台になるだろう」ということです。

乱高下するのも農家の皆さんにとっては大変ですが、キャベツはようやく安定的に生育し始めたということでした。

ただ、今後もまた難しいです。神奈川県の三浦市はキャベツとスイカが名産の地域ですが、やまいち農園の宇田川さんいわく、宇田川さんの農園ではキャベツを無事収穫することができて、次のスイカに取りかかることができているそうです。

しかし、キャベツが不作で収穫が遅れると、スイカの植え付けが遅れてしまう。そうするとスイカの収穫も遅れる可能性があって、キャベツもだめだけれど、スイカもだめになってしまいかねない。

夏野菜で考えると、キャベツの収穫が遅れ、ナスなどの夏野菜に手が回らず、ドミノ倒し的に影響が出る可能性があるわけです。

ホラン千秋キャスター:
収穫の遅れだけではなく、やはり2024年は暑いといわれています。暑いことによる生育不良など、そういった影響も他に出てくるのかと考えると、心配な要素はたくさんありますよね。

井上キャスター:
本当ですよね。これからスイカを植えて収穫しなければいけないというところも、まだ見えてこないということになるわけです。

さて、他にはどういった野菜があるのか。秋葉さんは「今はレタスがお買い得」とおっしゃっていました。スーパーアキダイでは、4月4日はレタス1個257円だったところ、きょう5月16日は95円に値下がりしています。

それ以外に落ち着いた価格にあるのがナス、じゃがいも、ネギという状況で、また今後変動があるかもしれません。

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