コメの食味ランキング「特A評価」への返り咲きを目指しています。2023年産がデビュー以来初めて、A評価となった県産のブランド米「青天の霹靂」の田植えが、青森県平川市で始まりました。

青天の霹靂の田植えは、その名の通り晴れ渡る青空のもと、平川市西野曽江にある工藤憲男さんの田んぼで15日から始まりました。

青天の霹靂は、県産米で初めてコメの食味ランキングで特Aを獲得してから8年連続で最高評価を守ってきましたが、2023年産は猛暑などの影響で初めて、ワンランク下のA評価となりました。

2024年は約15ヘクタールに青天の霹靂を作付けする工藤さんは、青森県を代表するブランド米の名誉挽回に力を尽くしています。

工藤憲男さん
「温暖化に完全に対応するのはなかなか難しい。農家としては、青天の霹靂はずっと高品質できましたから、水管理などを気を付けて栽培したい」

青天の霹靂の作付面積は、2024年産は過去最大の2286ヘクタールとなる見込みで、県はプロジェクトチームが農家へきめ細やかな指導をして、特A評価獲得をあと押ししたいとしています。

一方で、15日は食育の一環で園児たちが青天の霹靂の田植えを体験しました。

つがる市の育実幼稚園の年長組は、ほとんどの園児が田んぼに入るのが初めて。素足に感じる感触に驚きながら、ひざ下まで泥に浸かり、苗を丁寧に植えていきますが、中には足をとられ尻もちをつく子どもも!

泥まみれになりながらも田植えをやり遂げていました。

園児たちは
「もにゃもにゃしてきもちわるかった」
Q.なんで泥んこになったの?
「すべっころんだ!」

園児たちはこのあと、手を離しても田植えができる最新の機械とシステムを見学し驚いていました。

15日に植えた苗は園児たちが観察を続け、秋には収穫したコメをおにぎりにして食べることにしています。

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