チャットGPTの最新版「GPT-4o」が発表されました。感情が豊かで、人間っぽくなった？いったい、どういう事なのか詳しくお伝えします。
■感情豊かで人間っぽい？最新チャットGPTの進化
熊崎風斗キャスター:
「チャットGPT」の最新版が発表されました。「感情豊かで人間ぽくなった」という評判ですが、一体どういうことなのか
最新版「チャットGPT‐4o（フォーオー）」と呼ばれるものです。どこが進化したのか、「チャットGPT‐4o」に直接聞いてみたいと思います。教えてくれるんですね。
――チャットGPTの最新版はどこがすごいのか、10秒で教えてください
チャットGPT‐4o
「チャットGPT‐4oは以前のバージョンよりも文脈理解が向上し、より長い会話をスムーズに続けられます。また、より複雑な質問や細かなニュアンスを理解できるようになり、よりリアルな会話体験を提供します」
回線の状況などで少し時間がかかることもありますが、本来は1秒かからない程度でパッと答えてくれます。
最初のチャットGPT（無料）は文章で質問などをして、文章で返事をしてくれるという、文章のやり取りでした。「チャットGPT‐4o」は文章はもちろん、音声や画像から文章や音声などで返事をします。反応が早く、感情豊かで人間っぽい。言い淀んだり、考えたりするような感じも出てきました。
「感情」というのがどういうものなのか、感情面を引き出してみました。
■AIの感情を引き出してみると…
まずは「褒めちぎる作戦」。感情豊かだということで、ちょっと褒めていきたいと思います。
――すごい頭いいですねすごいですね。
チャットGPT‐4o
「ありがとうございます。そう言っていただけると励みになります」
どことなく喜んでるような、謙遜してる感じです。仲良くなり、関係が深まるともっと返信してくれたりするようです。さらに、こんなことも聞いてみました。
――桃太郎を現代版にアレンジしてみてください。
「現代の桃太郎。物語の舞台は現代の日本の都市。桃太郎はもはや1人の少年ではなく、桃から生まれた超人的な力を持つヒーローとして登場します。冒険に加わる3匹の動物、犬・猿・雉を実際の動物ではなく、ドローンやAI搭載ロボット、高度なテクノロジーを備えたデバイスとして描写します。これらは彼の冒険を助け、悪と戦うための重要なツールとなります」
――「きびだんご」がないよ？
「この物語での『きびだんご』は、ただの食べ物ではなく、桃太郎が持つ特別なエネルギーバーとして再解釈します。エネルギーバーは桃太郎と彼のテクノロジカルな仲間たちが力を発揮するために必要なエネルギーを供給する役割を持ちます」
質問するとAIが学習し、感情表現が豊かになります。照れる、苦笑い、くだけた表現など、AIが感情を持っているかのように振る舞うのがうまくなってきます。
ホラン千秋キャスター:
今まででよく耳にした機械音ではなく、間がゆったりになったり、早くなったり自然な感じにはなりつつありますね。
■「画像処理能力」も人間並みに進化
熊崎キャスター:
また、「画像処理能力」というのも特徴です。盲目の人が外に出かけて公園でスマホをかざします。
――いま何をしているの？
チャットGPT‐4o
「アヒルが水面を静かに泳いでいます」
さらに、家に帰るためにタクシーをつかまえたい時には…
チャットGPT‐4o
「ちょうど一台見つけました。道路の左側に向かっています、手を振る準備をしてください。」
リアルタイムで応答してくれるので、盲目の人のサポートとしても非常に期待が寄せられています。「目の前でどういうことが起きてるので、今こういう行動をすればいいですよ」ということを教えてくれます。
弁護士 萩谷麻衣子さん:
今後、災害にも有効利用できるかもしれないですね
井上貴博キャスター:
AIアナウンサーも「原稿を読むのが限界だろう」と言われてましたが、映像をそのまま描写できるんですね。むしろ「チャットGPT‐4o」のほうが人間の見えないところも見えて、正確かもしれません。
ホランキャスター:
「チャットGPT‐4o」の有料版もパワーアップしてるっていうことですよね。
熊崎キャスター:
有料版だと使える機能が多くなるところはありますが、まず無料で試して気になったら有料という形がいいのかなと思います。
＜プロフィール＞
萩谷麻衣子さん
弁護士
結婚・遺産相続などの一般民事や企業法務を数多く担当
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