長崎県南島原市で14日午前8時ごろ地すべりが発生しています。その影響で付近の道路で交通規制が行われています。

南島原市南有馬町大抜地区で、今月12日現在、長さ300~400mほどの地すべりが発生しています。付近には広域農道があり、14日午後7時現在、片側通行の交通規制が行われています。

市の防災課によりますと、14日午前8時ごろ付近の住民から「木を切るような音がする。地すべりが起きているようだ」と市に連絡がありました。

市の防災課が14日午後、現場を調査したところ、ミシミシと木が折れるような音と幅100m弱、長さ200mにわたる地すべりを確認したため、大型の土のうを置いて対処しているということです。

南島原市は14日午後5時30分に付近の2世帯に対し、高齢者等避難情報を発表しました。地すべりは午後3時現在も動いている状況で、南島原市では専門家と協議し、今後、避難指示等に切り替える可能性もあるということです。

今回地すべりが起きた付近では2021年にも同様の地すべりが発生していました。

気象台によりますと、長崎県口之津では12日の24時間で80.0ミリの雨を観測しています。

※この記事は午後8時30分に情報を追加・更新しました。

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