新潟県 上越市で金属製の側溝のふたや支柱などが盗まれる被害が相次いでいます。全国各地で金属窃盗が急増していて警察庁は対策を強化する考えです。

上越市 安塚区にあった旧廃棄物最終処分場の入口です。侵入を防ぐために5本のポールが設置されていますが左端が鉄製で残りは全て木製に…。
実は、もともと5本全て鉄製でしたが、そのうち4本が盗まれたのです。

上越市によりますと、10日に職員が点検に行った際、支柱が無くなっているのに気付き、13日に警察に被害届を出しました。

【上越市 安塚区総合事務所 細谷淳一さん】「今、盗難の件数が結構あるということで、その関連ではないのかなと一番最初に頭によぎった。住民にも重大な支障があるので、早く捕まってほしい」

上越市では、他にもこのような金属の窃盗事件が相次いでいるのです。上越署によりますと、今年1月から今月までに市道の側溝や農業用水路に設置されている金属のふたなどが盗まれる被害が合わせて9件ありました。

このような金属窃盗事件は全国各地で急増しています。

警察庁によりますと、去年1年間の全国の金属盗難の認知件数は、1万6000件あまりで、前の年よりおよそ6000件増加。警察庁の露木長官は、庁内にワーキンググループを新設。

【警察庁 露木康浩長官】「外国人のグループが複数の県で犯行を重ねて、被害品をまとめて買い取り業者に売却している実態がみられます

警察庁は不法滞在外国人の収入源になっているとみて、対策強化に乗り出す考えです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。