奈良市内の学校に炊飯業者から納入されている給食の「ごはん」に2ミリ程度の虫が複数混入するトラブルがありました。

 奈良市によりますと、5月9日、奈良市内の炊飯業者から納入された「ごはん」を入れた容器に2ミリ程度の飛翔性の虫が混入していたということです。

 当時、生徒らが給食の準備を行っていた際、容器の中に複数の虫が混入しているのがわかり事態が発覚したということです。

 市で確認したところ、 虫の混入が確認されたのは、奈良市の富雄南中学校、富雄中学校、都跡中学校、帯解小学校、東登美ヶ丘小学校、椿井小学校、都跡小学校の7校で、このうち1校ではごはんの提供を中止、ほか6校では虫がいた部分を取り除くなどして安全を確認して提供を続けたということです。児童が給食を食べる前に発覚したということで、健康被害はないということです。

 調査の結果、委託業者の工場敷地内にある電灯に飛来していた虫が工場内へ入り込んだとみられ、ごはん容器のビニール袋に付着し混入した可能性があるということです。

 市は委託業者に対して、防虫ネットをはるなど出入り口の対応を速やかな措置をすることや出荷前の検品を行うことなど指導したということです。

 奈良市は「児童・生徒をはじめ保護者の皆様にご心配、ご不安を与えることとなり心よりお詫び申し上げます。再発防止に努めてまいります」などとコメントしています。

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