2025年春に高校を卒業する就職希望の生徒の青森県内定着を後押しようと、学校関係者などが早期の求人票の提出を経済団体に要請しました。

青森労働局や教育期間の関係者約40人が、青森地区の3つの経済団体に要請を行いました。

高校生の就活スケジュールは国や経済団体などが決めていて、2024年は7月1日に企業による学校への求人の申し込みが始まります。

これを受けて要請では、6月1日に始まる求人票の提出を早期に行うことなどを求めています。

青森労働局のまとめでは、2024年に高校を卒業した生徒の内定先の割合は、コロナ禍で増加傾向にあった県内就職が2023年から1.6ポイント減少の57.4%となるなど再び低下しているため、早期の求人票の提出で職業選択の幅を広げ、県内就職を後押ししてほしいとしています。

青森商工会議所 葛西崇専務理事
「(県内企業は)まだまだ首都圏の企業に比べますと、後手に回っている感じがします。生産性の向上を図り、人材育成をしっかりやることで、企業自身の魅力を高めていくという努力も一層必要になっていると思っています」

同様の要請は、5月21日までに県内8つの地区で行われることになっています。

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