マスターズ陸上界のレジェンド・93歳の田中博男さんが、高齢者の理想の走りのモデルとして採用されます。

マスターズ陸上で、世界記録を5つ持つ田中博男さん。93歳のレジェンドが11日に訪れたのは青森県立保健大学です。目的はというと…。

高齢者がけがをしないランニング動作の構築を目指す、篠原博教授の研究に理想のモデルとして採用されました。

田中博男さん
「科学的な見地から様々な結果が得られる。大いに私を材料にしてと思って、喜んで対応している」

この日は最新鋭のランニングマシンで走り、8か所から同時に撮影。体重のかけ方や、力の使い方をデータ化して動作解析を行ないました。

県立保健大学健康科学部 理学療法学科 篠原博教授
「股関節の使い方に、すごく大きなヒントがあるのだと思います。若い方とアスリートと同じようにしっかり使えている所が速く走れるポイントじゃないかと思っています」

田中さんは今シーズン、国際大会の出場を見送り、国内大会に専念する意向ですが、抱き続ける目標があります。

田中博男さん
「95歳まではなんとか自分の走りを維持できたらなと思っております」

田中さんの果てしない挑戦は、陸上界を巻き込んでいます。

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