陸奥湾の養殖ホタテ。2023年の猛暑による大量死の影響が色濃く残っています。ホタテの出荷量が2023年の3分の1程度に留まっていることで、10日行われた入札は、平均価格が過去2番目の高値で取り引きされました。

青森市の県水産ビルでは、今シーズン3回目となる養殖ホタテの入札会が行われました。

入札には、平内町や青森市など14の漁協や支所が参加し、これから水揚げをする予定のホタテ3015トンが1kgあたり平均235円で取り引きされました。

同じ時期の入札価格としては、2023年より28円高く、過去2番目の高値です。
高値の大きな要因は、陸奥湾ホタテが2023年の猛暑で大量に死んだことです。

今シーズンの出荷量は9日までで2390トンで、2023年の3分の1に留まっていて、今後も品不足が続き高値傾向が続くとみられています。

県漁連 二木春美会長
「昨年度よりかなり少ないという半生貝。漁業者にとっては大変喜ばしい価格で入札できたわけですが、やはりいま品不足ということで、また次の入札もいくらか上がるのではと思っています」

陸奥湾ホタテの入札は次回は5月27日に行われる予定です。

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