大相撲春場所で歴史的優勝を果たした尊富士の夏場所休場が、正式に決まりました。故郷の五所川原市では、家族や市民から怪我の回復を祈るとともに、来場所での復活を期待する声が上がりました。

尊富士は、110年ぶりの新入幕優勝を果たした春場所の14日目の取組の際に、右足首をけがしていました。

日本相撲協会は10日までに、尊富士側から医療機関の診断書を受理していて、夏場所休場が正式に決まりました。

生まれ故郷の五所川市役所にある特設コーナーには、休場を知らせる紙が張り出されました。

五所川原市民は
「がんばってほしかったなと思うけど、早く治して次にいきたいというか、がんばってる姿を見ると、自分もがんばらなきゃなという風な気持ちにはなりますね」

尊富士は、東前頭6枚目につけた夏場所を全て休場する見通しで、来場所は十両に転落する可能性もありますが、尊富士の祖父・工藤弘美さんは、冷静に受け止めています。

尊富士の祖父・工藤弘美さん
「無理して出て、また再発したら大変なことになる。無理しないで来場所を目指してもらいたい。休んだら十両に落ちるといっていたけど、十両に落ちても仕方ない。十両に落ちても、また幕内を目指してがんばってほしい」

2022年秋場所の初土俵からスピード出世を続けてきた尊富士。
11場所目で、初めての休場となりますが、けがの治療に専念して再び快進撃を目指します。

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