マツダは10日、昨年度の決算を発表しました。世界販売の好調や円安の影響などにより、純利益などが過去最高となりました。

マツダ 毛籠勝弘社長
「財務面では売り上げ高、営業利益、当期純利益は過去最高益を達成することができました」

マツダによりますと、2024年3月期の売上高は、およそ4兆8277億円で、前の年を26・2%上回り、過去最高となりました。世界販売台数はアメリカやメキシコは過去最高の販売台数を達成し、124万台でした。本業のもうけを示す営業利益は対前年比76・4%増の2505億円、純利益は2077億円となりました。

この背景には歴史的な円安もありますが、マツダの毛籠社長は、収益的なメリットはあるもののサプライチェーン全体ではコスト増加の要因であるとしました。

マツダ 毛籠勝弘社長
「サプライチェーン全体が健全にならないというレベルの円安に来ている。そういった取組みを続けると」

今年度、マツダは日本・ヨーロッパを中心にCXー80を導入。ラージ商品4車種のフルラインナップによる出荷台数の増加をさらに進めるなどして、販売台数は前期から13%増加の140万台、売上高は5兆3500億円を見込んでいるということです。

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