暑い日が増えてきましたが、みなさんエアコンの準備はできてますか…。
実はエアコンの修理や買い替えの問い合わせは、今から急増するんです。快適に夏を迎えるため、家電のプロが勧めるのが、「10分間のエアコン試運転」です。急な暑さを避けるだけでなく、家計の助けにもなるかもしれません。

暑くなると増えるのが、エアコンの修理や買い替えです。家電量販店・ジョーシン富山本店では10日現在、エアコンの取り付け工事が“4日待ち”となっています。

ジョーシン富山本店
家電製品総合アドバイザー・太田真明さん:
「ゴールデンウィークもかなり気温が高くなるタイミングでございましたので、エアコンをつけようと思って電源入れられて、壊れてたとかっていうことが発覚して買い替えに来られた方がすごく多かった」

ジョーシンでは例年、5月下旬から取付工事の注文が急増し、1週間以上待たないと工事できないこともあるといいます。

10年以上前のエアコンは特に注意か…

大手メーカー・ダイキンの調べでも、エアコンに関する問い合わせは6月から急増し始め、ピークの7月、8月は今の3倍にもなります。

そんななか家電のプロが今の時期にすすめるのが「エアコンの試運転」です。

ジョーシン富山本店
家電製品総合アドバイザー・太田真明さん:
「一番は試運転です。エアコンを使いたいときに使えなくて、全然部屋が涼しくならないということになると、それによって室温がめちゃくちゃ高くなってしまう、熱中症が一番恐ろしい。最近は命の危険性もあるといわれておりますから」

夏本番を迎える前に大切なエアコンの試運転。細かい設定は気にせず、電源のボタンを入れて10分から20分待つだけでも十分だと、太田さんはいいます。

ジョーシン富山本店
家電製品総合アドバイザー・太田真明さん:
「リモコンの電源ボタンを入れたときに正常にエアコンが反応するかどうかをまず確認していただきます。正常に冷たい風が手をかざすと感じられて、そのあと10分か20分くらい待っていただきます。時間が経っても全然、部屋が冷えていないということがあれば買い替えをオススメさせていただいています」

10年以上使っているエアコンは経年劣化で能力が衰えている可能性があり特に注意が必要だということです。

性能に差はあるものの新旧の価格差は5万円

早めの試運転で、エアコンの不調がわかれば、在庫限りの“旧型”エアコンが安く手に入る可能性もあります。

ジョーシン富山本店
家電製品総合アドバイザー・太田真明さん:
「モデルチェンジと申しまして、2023年度モデルというのが、こういった形でまだ在庫があるもの、こちらがお買い得なんですね。具体的に申しますと、例えば23年度モデルのダイキンのエアコンなんですけれども、お値段が23万9800円。2024年度モデル新型は28万9800円」「進化しているところは、あるんですがそれにしても、(価格の差は)やっぱり大きかったりします」

こちらのエアコンの場合、省エネ性能などに多少の違いはあるものの新型と旧型の価格差は5万円。

在庫がなくなる前に早めの試運転で買い替えの必要性がわかれば急な出費を抑えることができるかもしれません。

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