山梨県身延町の河川敷に同僚女性の遺体を遺棄したとして男が逮捕されてから5月9日で1週間です。

これまでに女性の死因は窒息死で首には両手で絞められたような痕があることが分かっていて、警察は殺人容疑も視野に捜査を進めています。

男の当日の足取りなどをまとめました。



詰襟の制服姿で写真に映り…



時にキャラクターのグッズを持ち笑顔を見せるこの男…



5月2日、同僚の女性の遺体を河川敷に遺棄した疑いで逮捕された甲府市の団体職員 小棹将太容疑者です。

5月1日、女性の家族から行方不明届が出され発覚したこの事件。

職場がある建物 山梨・甲府市

記者:
「警察が関係先を調べたところ小棹容疑者の関与が浮上し、1日の夕方、職場から任意同行しました」

その後、「身延町の河川敷に遺棄した」と供述しました。
そして、捜査員が現場に向かい寝袋に包まれた女性の遺体を見つけました。



記者:
「捜査が行われている現場周辺は民家が立ち並ぶ静かな山間部で、橋の下の谷底には川が流れています」



現場は職場がある甲府市から南に40km近く離れた身延町の河川敷です。

女性の死因は窒息死で遺体には打撲のような痕が複数確認されていて、首には両手で絞められたような痕があることも捜査関係者への取材でわかっています。



小棹容疑者は「先月30日に2人で話をしようとしたが拒まれた」「暴行を加えた」という趣旨の供述や女性に好意があったことを、ほのめかしているということです。



女性は小棹容疑者からのつきまとい行為などについて職場に相談。
4月30日に小棹容疑者はそのことについて職場の上司から聞き取りをされていました。

この日、小棹容疑者は退勤したあと職場に戻り女性と接触。女性はその後すぐにトラブルに巻き込まれたとみられています。

店舗の駐車場

記者:
「先月30日の夜9時ごろ、職場からほど近いこちらの店に女性のものとみられる車を停め、白い手袋のようなものをつけ職場方面に向かって歩く小棹容疑者とみられる人物が防犯カメラに写っていたということです」

その後、小棹容疑者は所属していた青年会議所から寝袋を持ち出し、身延町に向かったとみられています。



これは遺棄現場からおよそ1km離れた場所の防犯カメラの映像です。



30日午後11時20分ごろ、現場方面に向かって走る、この車を運転していたとみられるのは小棹容疑者です。

そのおよそ20分後…。



遺棄現場方面から戻る車も映っていました。

小棹容疑者は現場からおよそ15分で立ち去ったとみられます。

被害女性の知人:
「結構優しくてね。感じのいい子でしたよ」

被害女性の知人:
「真面目でおっとりしてて性格のいい子でした。今からまだ、人生があるのにとても残念です」



9日、遺体の遺棄現場には花束がたむけられていました。



警察は小棹容疑者について殺人容疑も視野に捜査を進めています。

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