4月、仙台市内に住む70代の女性に「医療費の還付金がある」などと言いキャッシュカードをだまし取ったうえ、現金200万円を引き出したとして特殊詐欺グループの「現金回収役」の男と「受け子」の女が再逮捕されました。

窃盗の疑いで再逮捕されたのは、東京都新宿区の無職・川本優哉容疑者(29)と渋谷区の配達員・鯉田愛美容疑者(22)です。

川本容疑者は特殊詐欺グループの「現金回収役」で鯉田容疑者は「受け子」や「出し子」の役割を担っていたと見られます。警察によりますと、2人は4月10日、他の共犯者と共謀のうえ区役所や金融機関の職員などを装い宮城野区に住む70代の女性に「医療費の還付金がある」「還付金を受け取るには古いキャッシュカードを新しくする必要がある」などとうその電話をかけその後、金融機関の職員を装った鯉田容疑者が女性の自宅を訪れてキャッシュカードを盗んだということです。

また、鯉田容疑者はその翌日に仙台市内の金融機関のATMなどから複数回にわたり現金合わせて200万円を引き出し、何者かに指示をされた場所に現金を置きそれを川本容疑者が回収したと見られています。警察の調べに対し、鯉田容疑者が容疑を認めている一方で川本容疑者は、「身に覚えがない」と容疑を否認しています。

泉警察署

2人は、4月にも窃盗や詐欺未遂で逮捕されていて2回目の逮捕となります。警察は余罪もあるとみて引き続き捜査を進めています。

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