今年2月、宮崎市内の路上で急ブレーキをかけて後ろを走る車を停車させ、運転手の女性に対し鎌を振り上げて怒鳴りつけたり、顔を殴ってけがをさせたりしたとして72歳の男が妨害運転や傷害などの疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、宮崎市跡江の無職、坂本健一容疑者(72歳)です。
警察によりますと、坂本容疑者は、今年2月、宮崎市佐土原町で車を運転中、後ろを走っていた車の通行を妨害するため、急ブレーキをかけて停車させた疑いです。
さらに、運転手の30代女性に対し、持っていた鎌を振り上げて「後ろからライトパカパカしたやねーか」などと怒鳴りつけたほか、対応しようと窓を開けた女性の顔を殴り、打撲のけがをさせたとして妨害運転や傷害などの疑いが持たれています。
警察の調べに対し、坂本容疑者は「間違いない」と容疑を認めているということです。
妨害運転罪は、ほかの車両の通行を妨害するいわゆる「あおり運転」を取り締まろうと、2020年に改正道路交通法で定められたもので、県内での逮捕者は今回が初めてです。
坂本容疑者は、今年3月にも宮崎市の路上で対向車の進路をふさいで停車させ、運転手の女性の顔を殴って大けがをさせた疑いで、先月、逮捕されていました。
警察は、坂本容疑者の車のドライブレコーダーの映像を解析するなどして余罪も視野に調べを進めています。
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